07月05日(日)13時46分に食の満月になります。

満月のときの太陽の度数は、蟹座14度。
サビアンシンボルは 「​​北東の大きな暗い空間に向いているとても年をとった男​​」。
心の中を見つめ続けて突き詰めた結果、そこに「虚空」を見つける度数といわれています。
心の中には、個人の深層意識のその奥に人類の深層意識がありますが、そこをさらに突き抜けると心が全く動かない、とても静まり返った世界があるといわれています。

満月の月の度数は、山羊座14度。
サビアンシンボルは 「​​​​花崗岩に刻まれた古代の浮き彫り​」。
古代の人たちが岩に刻印した絵や文字は、彼らにとってとても大切なものであったことが想像されます。それが何であるのかを解明して知ることは、好奇心が刺激され、とてもワクワクする作業です。

 

満月は、今まで願ってきたことが実現したり、いろいろなことが形になるとき。それが食であるということは、いつもの満月にも増してよりパワフルなときということができます。

通常の満月においては、太陽が蟹座で輝く世界では、真向かいの山羊座の月のほうが現実化してゆくのですが、食の満月においてはドラゴンヘッドとドラゴンテール(ノード軸)がからみます。そのときにドラゴンヘッドが太陽のほうに来るのか、それとも月のほうに来るのかで、ずいぶんと満月のニュアンスに変化が起きてきます。

今回の食の満月においてはドラゴンヘッドは太陽のある蟹座の側にありますので、ある意味、蟹座が輝く食の満月となるでしょう。

 

でも、①ノードと太陽と月のオーブが15度と広いこと、②ドラゴンヘッドは(蟹座ではなくて)すでに双子座にあることや、③蟹座で水星が逆行中であることなどを考慮に入れると、食の満月のエネルギーは、いつものようにストレートにドカン!という動きを作るものではなくて、もっと微妙で複雑なものになりそうな気配があります。

 

そしてまた、この食の満月をより複雑なものにしているのが、満月の太陽のサビアンシンボルにもあります。

通常、蟹座の世界とは、おっかさんやふるさとなど「そうだよね~」といった心を通わせる世界。これは言葉を超えたものなので、まだ言葉をしゃべらない赤ちゃんやペットとの間にも成り立つやさしさや、思いやりや純心さをしめします。そして、身内にいる小さきものや弱き者たちを守り育んで行きます。

ようするに「心」や「感情」というセンサーを震わせるのが一般的な蟹座ということができるわけですが、この14度においての蟹座は、その「心のセンサー」が停止して「無」の世界と向き合う度数といわれています。つまり、心理を突き詰めた結果、突き抜けた虚空の世界に到達するのがこの度数なのです。

ただしそこに何を見い出すかは、それぞれということができます。何も無いことで「虚無」と向かい合うこともあれば、逆に「無心の境地」が持つ、ゼロの世界の限りない豊かさに出会うこともあるでしょう。

 

今回の食の満月はこのように、「いつものようなストレートにドカン!という動きを作るものではなくて、もっと微妙で複雑なものになりそうな気配があります。」と書いてきましたが、それではそれは具体的にどのような形となることが予想されるのでしょうか?

つまり通常の食の満月では、満月の天体のサイン(例えば今回の場合は、山羊座と蟹座)のエネルギーが、ストレートに強まることが多いのですが、今回の食の満月では、ドラゴンヘッドがある蟹座のエネルギーがストレートに強まるだけではなくて(つまり「心」や「感情」が、何ものにも勝るというようにはならなくて)、「知性」や「探求心」がそこに何らかの割り込みをしてくるようになるでしょう。

その割り込みのパーセンテージは、全体の10%なのかも知れませんし、ひょっとしたら90%を占めることもあるかも知れません。いずれにしましても、「感情」や「心」を停止させたときに見えてくる「静かでクリアーな世界」が割り込んでくる、そんな満月になりそうです。

 

そうはいっても、蟹座が表す深い無意識パワーが動いて現実世界に動きが出たときは、不思議な流れに乗ったような感じになったりします。もちろんドラゴンヘッドとのからみですので、なんらかの縁が動くこともあります。

どうぞ無意識ともより良い二人三脚をして、すてきな食の満月をお迎えくださいね。蟹座が持っている「やさしさ」「思いやり」「純心」などのキーワードにプラスして「心の浄化」にもフォーカスすることは、きっとこの食の満月をより良いものに導いてくれることでしょう。

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今季洋 より。