02月24日(月・休)の00時33分に新月になります。
今回の新月の度数は魚座05度。
サビアンシンボルは「​​​​​​教会のバザー​」です。
良いことをしたときに人は良い気分に満たされます。教会は、みんなの精神的な拠り所となる神聖な場所です。そこでのバザーでは、バザーに品物を出す人も買う人もみんな善意に満ちています。


今回はまず最初に、時空を超えた世界にワープしてみましょう。
(今回の新月のサインである「魚座」はそれが得意です。)

それは昔々、人々が素朴な暮らしをしていた頃。場所はヨーロッパのどこかが良いかも知れません。そこでは家族が属している教会があって、生まれると必ず誰もが洗礼を受けていました。なので、みんながその教会を通して「神さまの子どもたち」みたいな関係になっていました。

そして、その教会でバザーをやるというときには、自分の家の中にある何か品物を出すわけですが、みんなつつましい暮らしをしていたので、誰もが「せめてもの物」を出したり、「何かを手作り」したりしていました。

ここでは、物はとても大切に扱われていました。親から子に受け渡されて何代にもわたって修理されながら使われていたのです。生活スタイルが変わってもう使わなくなったものなどは、教会のバザーに出されました。すると、それが欲しかった人の手に渡って、その品物は、次の家でまた「物としての新しい命」を得ることができたのです。


と、こんな感じのお話みたいな世界は、実は、地球上のいたるところで少し前まで長い間続いてきました。それがこの数十年の間に、急激に大きく変化してきたわけです。

「3R」という言葉をご存知ですか? 私は先ほど知ったばかりなのですが、「3R」というのは環境用語で
・リデュース Reduce
・リユース Reuse
・リサイクル Recycle
この3つの頭文字のRで「3R」というのだそうです。

3番目のリサイクルという言葉はずいぶんと世の中に定着してきましたが、改めてこの言葉の意味を説明しようとすると、「あれっ、どういえば良いのかな?」と戸惑ってしまいますね。そして一番目のリデュースや二番目のリユースは、まだまだ聞きなれていないと思いますが、この3つとも、「人と物との関わり方」を表している言葉なのだそうです。

・リデュース Reduce というのは、「無駄なものは買わない」「ごみを出さない」「買ったものは長く使う」というような意味。
・リユース Reuse というのは、物を無駄にしないで繰り返し使うこと。最近利用者が急増しているフリマアプリを使った物の売買なども、これに含まれます。
・リサイクル Recycle というのは、不要な資源を回収して新たな形状に再生させること。


他の星配置も見てみましたが、今回の新月では、3Rのような地球の資源を無駄にしないで繰り返し使う社会の取り組みが浮上しそうです。その根底に流れているのは、ひとりひとりの地球環境への思いやり。再生することで新しい価値が生み出されて行く新月となることでしょう。

良いことをしたときに良い気持ちになることを、とてもよく知っているサインが魚座です。このような人と物との関わりを通した地球環境との結びつきなど、ひとりひとりの善意の花がたくさん咲いて行くような新月になりますように。どうぞ今回も星のナビゲートを参考に、より良い新月をお迎えください。

今季洋より。