次回は02月09日(日)16時34分に満月になります。

満月のときの太陽の度数は、水瓶座21度。
サビアンシンボルは 「​​​​​絶望し幻滅した女​」。
安易な期待や夢は切り離して、自分が理想とする仕事や広い世界の活動などに献身したいようすが描かれています。

満月の月の度数は、獅子座21度。
サビアンシンボルは 「​​​中毒したニワトリ​」。
退屈さを嫌い、劇的な体験を望む姿が描かれています。いわゆる「飛翔したい気持ち」が最高に強まっています。

満月はお願い事やいろいろな事が現実になるとき。
そのときに形になるのは満月の「月」のほうといわれていて、今回の満月では「月」は獅子座にあります。獅子座は豪快で太っ腹な気質を持つ火のサイン。堂々とした存在感を持っていて、誇り高く生きたい人たちです。

満月では太陽と月が同じ度数になりますが、今回は21度の満月です。それぞれのサインの中で21度は「最も強力でテンションの高い状態をあらわす」と言われていますので、ここでは元気さがとても極まっている状態となります。

火のサインが強まった状態を説明するのにピッタリな風景として、『ワシの柱』というものがあります。

それは確か北海道の東海岸で見られるもので、海上からの強力な上昇気流が柱のように立ち昇ることがあるのだそうです。その気流の柱を使ってクチバシの黄色いオジロワシたちが、回転しながら天空に向かって高く高く上昇して行きます。オジロワシたちはその高さをうまく使って、遠くカムチャッカ半島まで飛んで行くとのこと。

獅子座は気宇壮大な性質を持ちますので、いつもどこかで、この『ワシの柱』みたいな上昇気流に乗る「大ブレーク」を求めているところがあります。

この満月の月がある獅子座21度のサビアンシンボルでは、家畜となって飛べなくなった鳥としてニワトリが描かれていますが、ニワトリも代を重ねて環境を整えて行くと、徐々に飛行距離が伸びて行くというテレビ番組を見たことがあります。

干支の「酉」も少し前までは「ニワトリ」のことを指していましたが、最近では翼のある飛ぶ「鳥」として扱われることも多くなってきました。

そして人間も今までは飛ぶことはできませんでしたが、ハングライダーなどの装備を付けると飛ぶことができるようになりました。このあたりの技術革新は、今後ますます進んで行くことでしょう。

全体的な星配置図を見ると、今回の満月に対して射手座の火星が、上昇して遠くまで飛ぶことを力強く後押ししていることがわかります。今回の満月は、上昇して飛ぶ。まさに『ワシの柱』の例え話がピッタリの満月となりそうです。

よくこの獅子座と水瓶座の関係は、役者と観客にたとえられます。役者が獅子座で観客が水瓶座ですね。あなたがもし飛びたい「鳥」であるとしたら、その鳥が飛び回る「空」が水瓶座の世界になります。

あなたは飛びたい鳥ですか?  もしあなたが鳥であるのなら、あなたはどの空を飛びたいですか? きっと自分が飛びたい空や自分に合う空があると思うので、それを見つけてみるのも良いでしょう。あなたにピッタリの空を見つけられたなら、『ワシの柱』と出会えるチャンスはぐっと身近になりますよね。

 

獅子座は、太陽のように周りを明るく熱く照らすサイン。やりたいことや好きなものについて熱く語っていたら「それがらみ」のチャンスがやって来たなどということも、単なる夢物語ではなくて実際に起きるのが現実です。

楽しく輝く​あなたらしさを、みんなでシェアする​すてきな満月となるとなりますように。

どうぞ今回も星のナビゲートを参考に、より良い満月をお迎えください。

 

今季 洋 より。