次回は、11月12日(火)22時36分に満月になります。
満月はいろいろなことが現実になるとき。
そのときに形になるのは、満月の「月」のほうといわれています。
次回満月の「月」は牡牛座20度。この度数には「雲を作り運び去る風」というサビアンシンボルが付いています。
「自分の進むべき道」や「迷いに対する解決の道しるべ」など、さまざまなメッセージを、身近な自然界の表情から読みとることができる能力、それをこのサビアンシンボルにみることができます。
もともとスローなスピードであることの多い牡牛座ですが、ここには矢で射るようなスビートが入ってくる印象があります(ドデカテモリー射手座)。なので、ここに描かれている風景は、風雲からインスピレーションを得て、即座に行動することなのかもしれません。
動物的な直観にも通じるような。
そこに、邪魔する要素は、なにも無さそうな感じ。
体とかDNAとかの中に埋め込まれている、「私は知っている」ということ。
その「知っていること」は、知性としてでは無く、勘として働くこと。
その勘に逆らわずに、素直にそれに従って、すぐに行動に移すこと。
そのような、大自然との、共生。
わたしたちが、失いつつある、ひとつの能力。
こんなことが、遺伝的要素をあらわす牡牛座サインの、サビアンシンボルのひとつに埋め込まれていても、おかしくないのかもしれません。
でも、現代の私たちはそのような直観ともいえる能力を減少させているとも言われています。その理由は、人工的な都市型の環境の中で生活しているため、自然との関わりがどんどん少なくなっているため、などいろいろ言われています。
でもその一方で、そのような非自然の人工的環境の中でなお、私たちが持っているこの身体こそ、神秘に満ちた大自然の一部なのだ、ということに気がつき始めた人たちもまた、増えてきています。
このような、大自然と結びついたような直観力を取り戻したり、研ぎ澄ませたりするためには、わたし自身の中に溜まってしまった「ノイズ」を取り除いて行くことが大切です。
その方法はいろいろとあります。浄化法を使うこと、ヨガや瞑想をすること、ノイズをクリーニングして行くこと。人によってピッタリするものはそれぞれだと思いますが、クリアーになって行く状態の中で、より「自分自身に聴く」という回路を手にすることができるようになります。
今回は、「ナチュラルな直観」ということがキーワードとなる満月になりそうです。
そのような古くから人類が持っているけれど、忘れられていた能力が、今までにない新鮮な体験となって再生されてゆく予感に、満ち満ちています。
きっと次回満月は、あなたらしい可能性の扉が開いてゆく、すてきな満月となることでしょう。
今季 洋 より。